男性の立場で育児を本気でやったのでマニュアル化した(新生児期)
息子、かわいすぎる・・・
僕は育休を取ってしばらく育児を全力で行い、そのまま育児しつつ今はフルタイム勤務しています。
近年、(企業にもよりますが)男性の育休もよく見るようになり、女性と同じレベルで男性が育児するケースが増えてきたのを肌で感じます。一方でまだ男性が男性向けに書いた育児のノウハウ記事というのはまだインターネット上に十分になく、育児する気はあるものの何をしていいかよくわからず困る男性が結構いるのではないでしょうか(実際、僕がそうだったので。。。)
そのため、僕が育児と向き合った結果得た、新生児期育児の一通りの基本情報およびノウハウをまとめ、マニュアル化しました。子によって最適な育児の形は変わると思いますし、場合によっては僕のノウハウがまったく通用しないケースもあるかと思います。とはいえ、基本情報を知った上でひとつサンプルを知っているだけでもかなりショートカットになるはずです。逆に、このやり方のほうがもっと良いよというものがあればコメントやブコメを残してもらえたら僕が喜びます!
この記事の対象
これから育児をする方(特に男性)
育児をする中でもっと効率の良いやり方を模索している方(特に男性)
※後者の方については基本情報部分は適当に読み飛ばしてください
読んでいただいた方のゴール
新生児育児に関する全体像を把握し、次どうすればいいかを知る
育児書には載りづらい新生児育児のノウハウを得る
目次
中二病ポーズを取る息子
育児概要
新生児育児における日々のタスクは概ね下記5つとなります。
- 泣き止ませ/寝かしつけ
- 授乳
- オムツ替え
- 沐浴("もくよく"と読む。お風呂に入れること)
- 洗濯
その他、爪切りや散歩、子の写真や動画を撮りまくるなどの細かいタスクがありますが、毎日必ず発生するタスクとしては上記になります。
新生児育児は、深夜含む3時間に1回の授乳(ミルクの場合。母乳の場合は2時間に1回)をベースに他タスクが差し込まれていくと考えると理解しやすいです。一例ですがこれをタイムスケジュール化すると下記になります。
上記に加え、突然子が泣きだすのであやしたり(頻繁にある)、授乳タイミング以外でもオムツ替えをする必要があったり、寝かしつけが永遠に終わらなかったりするので、自由時間や睡眠時間はもっと短くなります。というわけで、このタイムスケジュールに正面から向かい合っていくと
- 細切れのタスクが入りつづけ常に緊張状態を強いられる
- 睡眠量・睡眠効率が上がらず常に寝不足の状態となる
ということで心身の健康の危機に至り、いわゆる産後うつと呼ばれる状態へ向かっていきます。
それに対処する方法として最近広く知られてきたのが「2交代制のシフト」で、片方が寝ずに深夜の授乳対応をし、朝に交代する*というものです。これを採用すると深夜のタイムスケジュールを下記のように変えられます。
妻も父も8時間程度の睡眠を目指すの図(父だけたくさん寝てるわけじゃないよ)
周囲の話を聞くに、育児のしんどさの大部分は睡眠不足によるものであると思われるため、2交代制を採用するだけでも育児に関する健康リスクはかなり下げられます。また、うまく時間調整すれば、仕事復帰してもお互い十分な睡眠時間を取りつつ育児を続けることが可能です。
※子の授乳において母乳とミルクの比率をどの程度にしたいかは事前にすり合わせる必要があります。たとえば妻が完全母乳育児を望む場合、結局睡眠途中で妻を起こすことになるため、この方式を採用するメリットは減ります
※妻の母乳生産量が多い場合、長時間授乳をしないと乳腺炎になる可能性があるため、この場合も妻を起こすことになったりします
以下、個々のタスクについて詳述します。
番組の途中ですが、こちらは紐の長さが足りないことに気づく息子です
作業詳細
泣き止ませ/寝かしつけ
「母親でないと子は泣き止まない!」と巷で言われたりもしますが、幸運なことに我が家ではそんなことはありませんでした。また、母乳とミルクの差も特に感じませんでした。なので、我が家では父親(つまり僕)でも母親(つまり妻)と母乳が出ないこと以外はまったく差がなく育児できています。また、子の様子を見る限り、同程度に懐いてくれているように思えます(嬉しい)。
子が泣いたときの対応フローチャートとして、僕は下記を採用しています。
また、寝かしつけをしていると直面するのが「背中スイッチ」です。これは育児界隈ではかなりメジャーな言葉で「なんとか寝かしつけした子をベッドに戻す際、背中にベッドがあたった感触で子が目覚めて泣いてしまう」ことを指します。これの対処として有効なのが抱っこ布団です。
この上で子をあやして寝かせると、布団ごとベッドに戻せるので背中スイッチの発動をかなり抑えられます。うちではこれがないと寝かしつけ不可能なんじゃないかというレベルで大活躍しています。
また、あわせて個人的に必須なアイテムがノイキャンワイヤレスヘッドホン/イヤホンです。なんでもいいとは思いますが、僕はこれを使っています。
突発的に泣きだす子に対処することを考慮すると、イヤホンよりも装着の手間が少ないワイヤレスヘッドホンが1つあったほうが良いとは思います。愛する子の泣き声とはいえあの爆音に至近距離で被弾しつづけると容易に精神が暗黒面に落ちてしまうので。。このとき、「ヘッドホンから流れる音楽>泣き声」の状態を作れば寝かしつけ時のストレスは激減します。
ちなみに、巷で泣きやませに効果があると言われている「ビニール袋音」「胎内音」「反町隆史のPOISON」「おくるみ」「スワドル」等は特に効果を発揮しなかった。。ので、泣き止まない際は抱っこしてあやすしかありませんでした。(このブログ記事含め)インターネット上には色々な情報・ノウハウがありますが、最終的に自分の子にうまくはまるかは実際にやってみるまでわからないところがあります。
加えて、何をやっても泣きやまない or あやすのをやめると必ず泣いてしまうときは、それ以上のMP消費を抑えるため早々に諦めてベッドに戻し、そばで待機するのがよいと思います。というのも、ひとしきり泣いたあと疲れて寝てしまうというケースはよくあるので、ひたすらあやすことで自分の体力を削りつづけるのが得策でないからです。ただし、その場合うまく妻と合意形成をしておく必要があります(「何やっても泣き止まねーわ」という状況をお互い複数回認識しておくと合意形成しやすい気はする)。「泣いてるのになんで無視してるの!」となるのは避けたいので。。
授乳
授乳時には、僕は下記フローを採用しています。
シンプルなフローですが、子が泣きだしてから対応しようとすると意外とテンパるので、子が産まれる前に一度妻と一緒にフローの練習を行っておくのがオススメです。
お湯を入れてから水を入れている理由ですが、粉ミルクの殺菌のため一度沸騰させた70℃以上のお湯で粉を溶かす必要があるからです。なので保温できるポットを事前に用意しておく必要があるのですが、その際、この製品であれば勘に頼らず適切な湯量を入れられます。
※20230728修正:殺菌の対象とフローチャートを修正しました
哺乳瓶は、カップラーメンとかと違って入れている最中にどの程度お湯が入ったのかわかりづらく。。このポットは機器上部に入れた量が表示されるという点に強みがあります。
また、哺乳瓶はピジョンの乳首(哺乳瓶の口にあたる部分をこう呼びます)直付けできるタイプをオススメします。
一般的な哺乳瓶は、乳首と瓶の間にキャップがあり、その部分の接続に一手間かかるのですが、このタイプは乳首を哺乳瓶に直接つけられます。キャップがあっても大した手間ではないっちゃないのですが、授乳は1日に8〜12回もあるので、手間が少ないにこしたことはないでしょう。
また、上記に加え、外出用にプラスチックの瓶をもう1本持っておくと安心です(ガラスだと持ち運ぶには重いし割れるリスクがあるため)
授乳後は、哺乳瓶を洗浄・除菌する必要があります。というのも大人が耐えられるような菌にも赤ちゃんは耐えられないようで、除菌まで入念にする必要があるらしいからです。そのとき使えるのが下記のアイテムです。
このスポンジを哺乳瓶につっこんで取っ手についているハンドルをぐるぐる回せば、瓶全体を簡単に洗えます。あわせて乳首も洗浄し、それらすべてを除菌じょ〜ずに入れてレンジでチンし、高熱の蒸気で消毒を行います。これで授乳に関する一連のタスクは終了です。消毒には他の方法もありますがコスパや保管場所も考慮し我が家ではレンジ消毒を採用しました。
オムツ替え
おむつは色々使いましたが、中でも最も良いと感じたのはパンパースの高いやつです。
理由は下記2点です。
・匂いが漏れない
・暗い部屋でもおしっこサイン*が見やすい
あとは値段とのトレードオフなので、初手は上記を使いつつ色々回してみるのがいいと思います。
※おむつについているおしっこに反応して色が変わる機構のこと
おしりふきについては厚手であればなんでも良いと思います。
厚手か否かは重要で、拭き取り力が段違いです。薄いものだとうんちをなかなか拭き取れず、拭きすぎておしりがかぶれてしまったりします。
そして、使用済おむつは新生児だろうと普通に臭いので専用の保管場所が必要です。我が家では下記を活用しました。
これは蓋が二重になっているおむつ専用のゴミ箱で、臭いが漏れにくい機構になっています。また、捨てる際は袋ごと捨てられて楽チンです。詰め替えがAmazon等で簡単に入手できるのも推しポイントです。
また、おむつストッカーをベビーベッドにひっかけておけば、おむつやおしりふきの取り出しがとても容易になるためオススメです。
沐浴
子が家に来てすぐの頃、僕は沐浴の時間がとても嫌でした。理由は工程が複雑でテンパってしまうのと、水を扱うため特に命に関わるリスクがあると感じていたからです。今でこそ一人で余裕でこなせますが、当時は妻と二人がかりでも悪戦苦闘していました。
下記は僕が工程を頭に叩き込むために制作した工程表です。
工程表を見ずにできるようになる頃には、いつの間にかひとりでも沐浴をできるようになっていました。
また、沐浴の際の持ち方や進め方は、助産師の方が出しているYouTube動画を参考にしました。いまの時代、なんでもYouTubeでチェックできるので本当にありがたい……
沐浴の際にはベビーバスを使用していました。
新生児期だとメリットを感じにくいのですが、1ヶ月くらい経つ頃には身長が伸びてベビーバス中央の柱部分に足を固定しやすくなるため沐浴が楽になります。
沐浴の困難なポイントは、左手で赤ちゃんを支えつつ、右手で泡を出し、そのまま右手で洗い、そして右手で水をかけて泡を流すというマルチタスクが求められる点になります。慣れればどうってことないのですが、最初はなかなか難しいです。
ボディーソープ・シャンプーは下記を使用しています。
頭皮は、大人の頭を洗うように意外としっかり洗ってあげないとフケ・脂漏性乳児湿疹の原因となるので注意が必要です(経験談)。
また、入浴後には子の全身をくまなく保湿する必要があります。かつては保湿が肌の抵抗力を落とすとみなされていた時代もあったようなのですが、今ではくまなく保湿をするのがスタンダードなようです。我が家では下記を使用しています。
伸ばしやすく匂いがないのが気に入っています。
加えて、頻繁に沐浴や哺乳瓶の洗浄を行っていると、人によっては手が荒れて荒れて仕方がなくなると思います(僕のように……)。その際、下記が役に立ちました。
ひび・あかぎれをジェルのようなもので保護してくれるため、これを使うと痛くなくなり、また治るのも早くなります。
洗濯
子はよく吐きもどしをして服やベッドシーツを汚すので、洗濯物が多く出ます。なので毎日洗濯することになる家庭が多いのではないかと思います(少なくとも我が家はそう)。そのため、高価ではあるのですが、乾燥機能付き洗濯機の有無で育児のストレスは大きく変わるので、もし家計に余裕があれば購入するのをオススメします。
また、我が家はオール電化住宅であることもあり使用していないのですが、巷でよく言われる縦型洗濯機+ガス乾燥機の組み合わせでも良いと思います。このあたりの比較はそういうのを専門にしているメディアに任せますので、興味がある方はググってみてください。
爪切り
赤ちゃんは圧倒的な新陳代謝により爪がすぐ伸び、かつ号泣しているとき自分の顔面をひっかきまわすので、爪切りをちょっと怠るとすぐ顔面が傷だらけになります(ただ、治るのも早い)。爪を切るペースの目処としては2〜3日に1回となります。
下記のようなセットを1つ買っておくと他のことにも使い回せて便利です。
子のひっかき傷については、手にミトンをかぶせる、爪やすりを使用するなどの解決法もあるのですが、ミトンは口に運んでしまう&すぐに取られてしまうのと、爪が小さすぎてやすりを使うのも難しかったため、結局我が家では普通に頻度高く爪を切ることにしました。
休息
休息ってなんぞ?と思う方もいるかもしれませんが、仕事と異なり赤ちゃんは家に常駐しているため、意識して休む(家から離れ、ひとりの時間を作る)ことをしないと、いつの間にか疲弊します。特に育児に前向きな方ほど
平日は仕事+休日はフルで育児
→どこにも休みがない
→いつの間にか疲弊
のコンボを発生させがちなようです。
また、たとえ育休を取っていたとしても、週7で育児していると普通に疲弊します。そのため、我が家では妻と交代で週1の完全フリーDAYを作っています。一時保育が充実している地域であれば、そういったものを活用するのも良いでしょう。
子どもの日にファイティングポーズを決める息子
アプリによる効率化
子が泣いた際、その原因を調査して対処するわけですが、そのためには「食事の記録」「うんちの記録」などをリアルタイムで妻と同期しておくことが必要です。このための鉄板アプリが「ぴよログ」です。
加えてぴよログには、右と左で分かれた母乳の授乳専用タイマーがあり、授乳時にはこれを使うとタイマーの内容をそのまま記録できるため非常に捗ります(と奥さんにお伝えください)。
また、産まれて2ヶ月目以降、赤ちゃんは無数の予防接種を受けることになるのですが、これに対してはぴよログと同じ運営会社が出している「ぴよログ予防接種」アプリがオススメです。
受けた予防接種をデータを記録してくれるのはもちろん、次の予防接種を受ける推奨タイミングを出してくれたり、予防接種の記録を自動でぴよログ側に記録してくれるなど、便利な機能が一通り揃っています。
また、子育てしているとうっかり子の写真を無限に撮ってクラウド容量を圧迫してしまうわけですが、写真を妻と共有する際にはやはり「みてね」がオススメです。
「みてね」は妻だけでなく実家の祖母等も招待できるのですが、その際共有範囲を簡単に設定できるため、実家はともかく義実家には見せにくいと感じる写真も妻だけに見せたりできるのが良いです。あと、3ヶ月に1回自動で作ってくれる子の成長を記録した1秒動画がとてもエモい(有料版だと1ヶ月に1回)
また、AIスピーカーを使用している方に強くオススメしたいのが、ぴよログとAIスピーカーの連携です。これはぴよログへの記録をAIスピーカーから行えるというもので、オムツ替えや授乳をしつつ記録することができるようになり、作業が終わってからアプリを開いて記録時間を授乳したタイミングに変更して……という手間を削減することができます。
※20230727追記:ぴよログとGoogleアシスタントの連携は2023年6月に終了しました。これから購入するという方はAlexaをお勧めします
加えてAIスピーカーと連携させる場合、定型文登録は絶対やるべきです。これを行うと「おしっこしたよ」くらいのシンプルなフレーズでぴよログへの記録ができる*ようになります。「OK Google, ぴよログに寝たことの記録を頼みたい」まで言うと誤認識される確率が高く、その都度余計なストレスを抱えてしまうので・・・
Google Homeの場合「ルーティン」、(僕は未所持ですが)Alexaの場合「定型アクション」から設定できるようです。
※「OK Google, おしっこしたよ」でさえ、よく「OK Google, おしっこして」に誤認識されるため、僕は「おしっこしたよ」も「おしっこして」も開始条件にしています。後者、Googleに有害判定されそうな危険な匂いのするワードだ……
あと、もし今からAIスピーカーを買うとしたら写真をスライドショーで流せるタイプがオススメです。リビングに常に我が子の写真が流れているのはかなりQOLを上げてくれます。
いつでも息子の写真が見られるので日々が豊かになるの図
Amazonには我が家で愛用するGoogle Nest Hubが売っていない……のでAlexa へのリンクを貼っておきます。用途がフォトフレームとぴよログ記録程度であればディスプレイ付きAIスピーカーの一番安いやつでも特に困らないと思います。
そして、生後1ヶ月頃から子と一緒にお出かけできるようになるのですが、その際重要なのがオムツ替え台や授乳室の有無です。「ママパパマップ」というアプリ・Webサイトはこの情報を教えてくれるのでオススメです。
最後に、ぴよログとみてねをスマホのウィジェットに登録すると直前の授乳時間をすぐ確認できる&子の写真をすぐ見れるのでQOLが100倍になります。僕はiOSですが、Androidも対応しているようです。
ふとした瞬間に息子の写真が目に入るので人生が捗るの図
育児コミュニティ
育児していると聞いたこともない問題・現象にブチ当たることがよくあります。そんなときに相談先があると便利なわけですが、大抵の育児コミュニティはほぼ女性で占められており男性は肩身の狭い思いをすることになります。
その中でも、ライターのヨッピーさんが主催するLINEオープンチャンネル「ぴよぴぴ」は体感2割程度男性がおり、比較的男性も発言しやすい状況になっているのでオススメです。なお、コミュニティの出自からか、よく発言する人はヨッピーさんファンが多いような気がしますw
さらなる知識へのつなぎ
これまで色々と書いてきましたが、ここで触れたのはあくまで育児の全体像とちょっとしたノウハウであり、育児という大プロジェクトの一端にすぎません。より網羅的な知識を得るため、これから育児を始める方はいくつかの育児書をひととおり読んでおくことをオススメします。
下記は子の成長に応じた変化や、子の抱っこの仕方、着替えさせ方など、子育てに必要な情報が網羅的にまとまっている本です。とりあえずこれ一冊に目を通しておけば、なんとなく育児の全体感がつかめます。
下記は出産後に直面することになる育児の現実や、妻との関係について書かれた本です。後述する出産後の妻の愛情変化についてもこの本で知りました。一般的な育児書ではあまり焦点を当てない、育児のネガティブ面を記載しています。子育てに対しぼんやりと抱くCUTEな赤ちゃん!笑顔でHAPPY!みたいな幻想をいい意味で破壊してくれます。
当事者になるまでちゃんと理解していなかったのですが、育児をしていると無理な姿勢を取ることが多くなり、身体がぶっ壊れそうになります。そんなとき、下記の本を読んでおくことで、ある程度それを緩和できます。
また、個人的にはこれらの本は紙で買うことをオススメします。紙で買っておくと、妻が読んでくれた場合に育児方針に関する合意形成がしやすくなるので……
加えて、出産前に買うべき物については、アカチャンホンポが出しているリストがほどよくまとまっておりオススメです。
ただし、出産直後に使わないものは買わないほうがいいのと(どうせAmazonで頼めばすぐ届くので)、赤ちゃんが気にいるかわからないものは一旦レンタルで試してからがオススメです。出産直後を思いかえし、上記リストの中で「出産直後から絶対必要なもの」だと僕が感じたものは
- 短肌着・コンビ肌着
- ガーゼ(家に代用品があればそれでも可)
- ベビーベッド(床にふとんを敷いて育児する場合不要)
- ベビーふとんセット(掛け布団については季節に応じてブランケット等に調整)
- 粉ミルク
- 哺乳瓶・乳首
- 哺乳瓶ブラシ・哺乳瓶用洗剤・消毒グッズ
- 紙おむつ
- おしりふき
- ベビー用洗剤
- ベビーバス(家に代用品があればそれでも可)
- ベビーソープ・ベビーローション
- 爪切りハサミ
です。あとはやりたい育児の方向性や必要に応じて足し引きすると良いでしょう。
あと、「やり方がわからなかったらYouTubeで検索する」「出産前にひととおり練習しておく」の2点について触れておきます。いまはYouTubeに様々な助産師の方がたくさん動画を出しているので、何度も動画を再生してやり方を確認することができます。練習については、着替え、げっぷ出し、沐浴あたりは初心者には難関ポイントなので、動画を見てやり方を把握した上で、ぬいぐるみ等を相手に練習しておくとよいでしょう。事前に練習していても実際に生きた人間を目にすると結局テンパってしまうのですが、事前練習ナシよりは遥かにマシでしょう。
余談
この記事を読んでいる方の中には、妻とは育児と仕事(お金稼ぎ)で分業体制を組み、基本は夫(つまり自分)が仕事をやりつつ余裕がある際に育児を手伝おうとしている人もいると思います。僕もヤバい職場環境を多数見てきた&家計も余裕がないのでその役割分担の有効性は理解しつつ。。それでも、育児をやってみた身としては、その分担をした場合育児側の負担はかなり重くなってしまいそうです。
というのも、最初に触れたとおり、いかんせん最低3時間おきに子が泣くので夜は眠れず、昼もいつ泣くかわからないという緊張感の中で待機することになるためマジで身体が休まりません。メンタルの強弱関係なく、誰がやってもめちゃくちゃ辛いはずです。一方で個々の作業(授乳、オムツ替えとか)はそんなに大変じゃないので、どこかのタイミングで作業を引き受けて寝る・休んでもらうことで、負荷をかなり下げられます。逆に言うと、そのためには妻と同レベルの育児をする・できるようになることが必要です。
ベネッセのアンケートでは、妊娠期には女性の74.3%が「配偶者といると本当に愛していると実感する」と回答していましたが、それが0歳児期には45.5%、2歳時期には34.0%まで下落するとわかっています(ソース)。妊娠期の愛情をお互いずっと維持していくためにも(言葉にするとめちゃ恥ずかしいな)、仕事に加えて(あるいは仕事の負担をなんとか減らして)子どもと過ごし、妻と一緒に育児していくのがよさそうだな……と思っています。
最後に
あれもこれもといろいろな要素をつまみ食いした結果、かなりの大作になってしまいました。それでも結構端折っているし、僕がまだ知らない、より良い育児の方法があるのは間違いないでしょう。そもそも、まだ新生児育児しか触れていない。。
なんにせよ、自分の子どもは本当にかわいいし、子育ては本当に楽しいです。この記事を読んだ方が、無理をせず自分のペースで、幸せな育児ができることを心から願っています!
もし記事に関してなにかあればご連絡ください↓
takumi.f.hit@hotmail.co.jp